
「大学では語学を本格的に学びたい」「在学中に海外へ行ってみたい」と考えている高校生も多いのではないでしょうか。
ただ、大学案内やWebサイトを見比べていても、どの大学でどんな言語が学べるのか、どのような留学先・プログラムがあるのかまでは、なかなかイメージしにくいものです。
京都外国語大学の外国語学部には9言語の学科があり、専攻語以外にも興味に合わせて19言語から選んで学べる環境が整っています。
もう一つの国際貢献学部では、語学に加えて経済学や経営学、国際関係学、観光学といった社会科学系の分野も学べます。
キャンパスには47ヵ国・地域から472人の留学生が学んでおり、日本にいながら日常的に異文化に触れられるのも特徴です。
留学先も、世界40ヵ国・地域172大学の協定校から選べます。
今回は京都外国語大学に、外国語学部の語学教育や留学プログラム、英語力に不安がある学生へのサポート体制について詳しくお話を伺いました。
※本記事の内容は2026年度時点の情報です。
「英語をもっと身近なものに」をコンセプトに、英語をこれから学ぶ方・すでに学習を進めている方に向けて、目的に合った学習サービスを分かりやすく提案します。
9言語の学科と19言語の外国語科目。京都外国語大学の多言語・多文化教育


他の大学の語学・留学系学部と比べて「ここだけは負けない!」という独自の強みや魅力を教えてください。
京都外国語大学の強みはこの三点です。
1.日本トップレベルの多言語・多文化教育
外国語学部には9言語(英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・ブラジルポルトガル語・中国語・日本語・イタリア語・ロシア語)の学科があり、専攻語以外にも興味に合わせて19言語から選択して学ぶことができる環境を整えています。
また、キャンパスには47ヵ国・地域から472人の留学生が学んでおり、学生の約10人に1人が留学生という国際色豊かなキャンパスです。
日本にいながらにして日常的に「異文化」に触れられる多文化共生の場となっています。
2.徹底した少人数制とアットホームなキャンパス
語学の必修科目では1クラス15〜20人程度の少人数クラスを展開しており、教員と学生の距離が非常に近いのが特徴です。
外国語学部 英米語学科の必修科目は約65%をネイティブ教員が担当しており、アットホームな雰囲気の中で発言・対話の機会が豊富に用意されています。
3.「古都・京都」だからこそ得られる学びと実践
伝統文化都市であり世界的な国際都市でもある京都は、街全体が生きたキャンパスです。
「京都文化論」や「京都モノ・コト探究」をはじめとする15科目以上の京都関連科目を開講。
文化人や起業家から直接学ぶ講義やフィールドワーク、外国人観光客をガイドするボランティア活動など、学んだ知識や語学をすぐに実践に生かせる環境が整っています。
英語に不安があっても大丈夫。習熟度別クラスと自律学習支援室NINJA


入学後に英語力に不安がある学生へのサポート体制や、学生の語学力を伸ばすために特に力を入れているユニークな授業を教えてください。
入学時の英語力に不安がある学生も、着実にステップアップできる多層的なサポート体制を用意しています。
習熟度別クラス編成と丁寧な指導
外国語学部 英米語学科では、習熟度に合わせた少人数クラスで、基礎となる「聴く・話す・読む・書く」の4技能と発音・文法をバランスよく定着させます。
外国語自律学習支援室NINJA
留学生スタッフと気軽に英会話を楽しめるセッションや、上級生が下級生の学習相談に乗る「ピアチューター制度」など、正課外でも楽しく語学力を伸ばせるアットホームな空間を提供しています。
ユニークな授業・プログラムは以下になります。
2言語同時学習
英語を基軸に、もうひとつの外国語(7言語から選択)を同時に学ぶ本学ならではの授業です。同じ映画作品を英語版と他言語版で比較するなど、言葉の違いだけでなく背景にある文化の差異まで深掘りします。
授業には留学生も参加するため、ネイティブの生きた表現や視点を日常的に吸収できます。
オールイングリッシュでの学び
国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科では、専門科目をすべて英語で履修するほか、留学生や多様なバックグラウンドを持つ学生との英語でのディスカッションやグループワークの機会が充実しています。
※カリキュラムや各学科の詳細は、本学ホームページ( https://www.kufs.ac.jp/ )をご覧ください。
国際貢献学部の2学科|グローバルスタディーズ学科とグローバル観光学科

京都外国語大学には、外国語学部のほかに国際貢献学部があります。
世界や地域社会の課題を解決できる力を身に付ける「グローバルスタディーズ学科」と、京都で新しい観光やビジネスを幅広く学ぶ「グローバル観光学科」の2学科体制。
両学科ともに、語学に加えて経済学、経営学、国際関係学、心理学などの学問やDX・AI社会で求められるデータ科学、京都の伝統文化を学びます。
そして、その学びを豊富なフィールドワークで実践。
キャンパスを飛び出して、国内外の地域の課題をコミュニティーの人たちと一緒に解決していきます。

グローバルスタディーズ学科
留学生をはじめ多様なバックグラウンドを持った学生が、お互いを理解し尊重しながら国内外のコミュニティーの課題を発見し、当事者と一緒に解決する方法を学びます。
専門科目の授業はすべて英語で行われ、グローバルビジネス、経済、持続可能な社会の実現、国際協力、デジタル技術などを深く学びます。
卒業時には急激に変化する現代社会へ対応できる知識やスキルを身に付け、社会を変えるChangemakerとして飛び立ちます。
グローバル観光学科
観光とは、世界中の人々が交流し合うための活動です。
既存の観光を超えて、新しい観光を多角的に学びます。
従来の文化、歴史、哲学、人類学、ジェンダーをはじめ、経営学、経済学の視点からデータ科学を用いて観光ビジネスの先端的なマーケティング手法を研究します。
京都をはじめとする国内外のフィールドで実践的に学び、AR・VRなどのデジタル技術を用いて英語をはじめ多言語で世界に情報発信をしていきます。
京都から世界へ、学生たちが多文化共生を実現するための観光を提案します。
世界40カ国・地域172大学の協定校と、留学で身に付く多文化共生実現力


主な留学・研修先(人気の国・地域)や、留学および海外研修を経て学生たちが一番「成長した」と感じるポイント(意識や行動の変化など)を教えてください。
留学・研修先については、世界40カ国・地域172大学(2026年4月時点)と協定を結んでおり、欧米の主要国をはじめ、韓国、中国、東南アジア、南米など多様な地域から留学先を選択できます。
世界大学ランキングTOP100以内の名門大学への留学チャンスや、留学先の授業料免除・奨学金制度も充実しています。
また、留学を経て学生が最も大きく成長するのは、単なる「語学力の向上」以上に、「異なる価値観や背景を持つ人々を理解し、主体的に協働できるチカラ(多文化共生実現力)」が身に付く点です。
異なる環境に飛び込むことで、「自分の当たり前」が世界では当たり前ではないことに気付き、他者を受容する寛容さと積極性、高いコミュニケーション能力が養われます。
帰国後は、派遣留学経験者による学生スタッフ「Student Ambassador (S.A.)」として自らの体験を後輩に伝え、キャンパス全体のグローバルな学修意欲を牽引する存在へとたくましく成長している学生もいます。
語学は「ゴール」ではなく「ツール」。学びの広げ方と卒業後の進路


英語を「学ぶこと」だけで終わらせないために、どのような工夫をされていますか?
また、卒業後に英語を生かしてどのような進路・可能性を広げてほしいとお考えですか?
本学では語学を「ゴール(目的)」ではなく、世界や地域とつながり課題を解決するための「ツール(手段)」として位置付けています。
専門知識とリベラル・アーツの掛け合わせ
社会科学、経済・経営学、国際関係学、観光学、データ科学や教養教育(リベラル・アーツ)と語学を組み合わせ、多角的に思考する力を養います。
社会課題への応用・実践
京都の街でのフィールドワークや日本に住む外国人を支援する「コミュニティ通訳」の育成など、学びと実生活・社会貢献を結びつけるカリキュラムを豊富に設定しています。
卒業後は、本学の建学の精神である「PAX MUNDI PER LINGUAS(言語を通して世界の平和を)」のもと、語学力と異文化理解力を生かして世界中の「心をつなぐ」人材として羽ばたいてほしいと考えています。
卒業生は、グローバル企業、航空・ホスピタリティ・観光、金融、メーカー、教育現場(中学・高校教員や日本語教員)はもちろん、JICA青年海外協力隊、ユニセフ、国境なき医師団といった国際協力機関など、国内外の多様な分野で「社会を変える Changemaker」として幅広く活躍しています。
古都・京都から世界へ。未来の学生へのメッセージ


貴学でどのような学生に学んでほしいか、未来の学生(受験生)へのメッセージをお願いします。
京都外国語大学は、自分と違う文化や社会、考え方や価値観に出会うことを楽しみ、異なる背景を持つ人々と分かり合いたいと考えている皆さんの入学を心から歓迎します。
「世界や異文化に興味がある」「言葉を通してたくさんの人とつながりたい」「将来、グローバルな舞台や地域社会で誰かの役に立ちたい」という強い想いや好奇心があれば、語学力に自信がなくても安心して飛び込んでください。
世界中の人々が集う古都・京都にあるコンパクトでアットホームなキャンパスには、同じ志を持つ仲間、親身に寄り添う教職員、そして世界中から集まった留学生が待っています。
確かな語学力とオープンな心を身に付け、京都から世界へ一歩を踏み出してみませんか。
京都外国語大学の大学情報
| 学校名 | 京都外国語大学 |
| 公式サイト | https://www.kufs.ac.jp/ |
| 住所 | 〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6 |
| 電話番号 | TEL:075-322-6012(代表) 入試部:075-322-6035 |
| SNS | Instagram:https://www.instagram.com/KUFSofficial/ X(旧Twitter):https://twitter.com/KUFSofficial Facebook:https://www.facebook.com/KUFSofficial YouTube:https://www.youtube.com/user/Kyotogaidai TikTok:https://www.tiktok.com/@kufsofficial |
インタビューを通して見えた、京都外国語大学の留学の魅力
京都外国語大学の外国語学部には9言語の学科があり、専攻語以外にも19言語から選んで学べます。47ヵ国・地域から472人の留学生が学ぶキャンパスで、日本にいながら日常的に異文化に触れられる環境です。
語学の必修科目は1クラス15〜20人程度の少人数制で、英米語学科の必修科目は約65%をネイティブ教員が担当しています。入学時の英語力に不安がある学生も、習熟度別クラスや外国語自律学習支援室NINJAのピアチューター制度などで、段階的に力を伸ばしていけます。
留学先は世界40カ国・地域172大学の協定校から選べ、留学先の授業料免除や奨学金制度も用意されています。語学を「ゴール」ではなく「ツール」として位置づけ、リベラル・アーツや京都の街でのフィールドワークと組み合わせて学べるのも特徴です。外国語学部のほかに、課題解決を学ぶグローバルスタディーズ学科と、新しい観光を学ぶグローバル観光学科からなる国際貢献学部も設けられています。
「言葉を通してたくさんの人とつながりたい」「将来、グローバルな舞台や地域社会で誰かの役に立ちたい」という人は、京都外国語大学を進路のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
気になった方は、京都外国語大学の公式サイトやオープンキャンパスもチェックして、学べる言語や留学制度について詳しく確認してみてください。
【京都外国語大学公式HP】https://www.kufs.ac.jp/
取材日:2026年8月27日
取材/文:イングリッシュファクター編集部




























